さて、ハーキマーダイヤモンドの見つけ方について。
◆地面に落ちているのを見つける
◆土をふるって見つける
これでも意外と見つかります。
採集場所にごろごろしているのは、地層から切り出されてきた母岩たち。
母岩が割られた拍子に、結晶が顔を出したり、そのままポロリと地面に落ちることも多いのです。
キラリと光ったところにダッシュ!
とはいえ、母岩にはその他の鉱物(細かい水晶、カルサイトなど様々)も結晶しているため、光ったものの正体にがっかりすることも多く・・・。
主に見つかるのは、わりと小さいサイズのものかなと思います。
私も3~4㎜くらいのものをいくつか見つけました。
◆母岩を割ってみる
大きいものを狙うならこれ。
通称、「ポケット」と呼ばれる黒っぽいくぼみが多数見られる母岩を選び、ハンマーで割っていきます。
割ってみて、中から結晶が出てきたら大当たり☆
ポケットにクリスタルが埋まっていました☆
もちろん、出てこないことの方が多いので、完全に運と根性の勝負です。
結晶の姿が見えたら、丁寧にノミで母岩を砕いて取り出していきます。
採集スペースでは、更に大規模に岩を砕いて採集していらっしゃる方たちもいました。
経営者のおじいさんに「どうやったら掘れるのか」をあれこれ聞きこんでいたところ、採集歴20年のおじさんを紹介してくれました。
ビルさん。
この近くにコテージを持っていて、カナダから採りに来るらしい(ご自身でも販売サイトを作成していらっしゃいます)。
こうやってテントを張って、地層を掘り進めていきます。
既にビルさん半裸。
この大きな母岩の中に20㎜超の結晶がいくつも入っていました
先程のテントの写真、ビルさんの左側に、紫色のTシャツの女性が横になっているのが見えますか?
実は、ハンマーで崩した地層の隙間に、大きな結晶達が埋まっていて、彼女はそれをピンセットで取り出しているのでした~!
大き目の結晶がころころと。土を取り除くとまだまだ出てくるよ!
取り出された結晶の一部。
市場に出回るハーキマーダイヤモンドって、こうやって採掘されるんですね~
ちなみにごろごろ出てくる時って、こんな感じらしいよ。見つけたら鼻血でちゃうね!
(これはミュージアムに展示されていたもの)